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救急医療崩壊の話 [医療]

今日は出勤途中に金剛山葛城山をみると、真っ白!いったいどこの雪山か、と思うくらいきれいでした。スキーとか行きたくなりますが、開業間もない診療所の院長という身分では夢のまた夢です。さて、昨今マスコミが医療崩壊について騒ぎ立てています。特に富田林はこの話題で全国区になってしまいました。開業する前は救急医療のはしくれをしていた私にしてみれば、何をいまさら、という気持ちです。南河内は本当に救急病院が不足しています。しばらく北摂地域で仕事をしてきて、城山病院に赴任した時は本当に驚きました。淀川より向こうの地域では、市町村境を越えて救急車が患者を運んでくるということはまずありませんでした。高槻の救急隊は高槻市内の病院へ患者を運ぶというのが普通でした。みなさんどこでもそうだろうと思っていませんか?ところがこのあたりは違います。城山のある羽曳野柏原藤井寺以外からばんばん救急車がやってきます。富田林はまだいいとして、堺高石、河内長野、太子、河南、赤阪村、松原、そして挙句には奈良からも山を越えてやってきます。奈良は妊婦さんの事故でこれまた全国区になりましたが、あれは氷山の一角だと思います。このあたりで救急を担うところはおそらくどこでもそんな状況です。だから依頼を受けても対処しきれないのは無理もないのです。まあ愚痴っていても仕方がないのでやめます。道路や新幹線も大事ですが、国にはもう少し医療福祉の面で危機感をもってもらえないものかと思います。そこにお金をかけなければいくら道路や新幹線をつくってもそれを使うはずの人々が病気やけがで倒れていき、その結果その土地を離れていくひとが増え、利用する人がすくなくなるような気がするのですが。


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