学会にいってきました

　寒暖の差がはげしいですね。インフルエンザもありますし、休日もこもってばかりです。といいながら先週に日本整形外科学会が九州であり、日曜日だけ行ってきました。開業していますと平日医院を休みにくく、日曜だけになることが多いです。そうまでしてなぜ九州までいくのかというと、この学会に何年かに一度参加しなければ専門医の資格が更新できないからなのです。専門医としての知識を維持更新していくために土日も私たちは色々なところで教育研修講演というものを聞きにいって勉強して単位をとります。単位が一定数をこえればOKなのですが、今回の学会はいわば親分が直々に行う会なので、顔をだせ、という感じです。年一回行われるのですが、毎年大阪付近でおこなわれるわけではなく、今回やむなく九州まで行ったというわけです。今回の出張で新幹線代25000円、学会参加費20000円、研修費4000円、その他交通費3000円、しめて52000円かかりました。勉強しにいくのにこれだけの出費がかかります。病院勤務であればこれは病院から研修費として支給される（されないところもありますが）のですが、開業医となれば全額負担です。また今回は医院を休んでいませんが、休むとなれば収入減に直結します。勤務医であれば給料が減るということはありません。昨今開業医が儲けすぎ、と批判されがちですが、儲けてもその分出費が大きく、自由に使えるお金はかわらないというのが実感です。開業医の報酬を減らしてその分を勤務医の報酬にまわそうという動きがあるようですが、そうではなくて医療費を増やして勤務医にまわすというふうにならないのかなーと思います。世界的にみて、日本の医療費は安くあがっているのですから。。。