選挙いきますか

　先週ついに衆議院は解散され、選挙戦が始まりました。連日報道がなされ、色々な人が色々な動きや発言をして、何がなんやら、という感じです。この1ヶ月でたくさんの情報を整理して吟味して、これからの数年間、さらには未来の日本を託す人を一人だけ決めて投票しなければいけません。皆さんも考えておられることと思います。
ここからは私見です。私の勝手な考えですのでご了承のほど。。。まあブログなんてそんなものですが。
　民主党。3年前は期待しました、はっきりいって。でも結局わかったことは政権を運営することについて素人であれば、何もできないということです。仕事の内容を何もしらない社長（大臣）がいきなりやってきて、社長よりもずっと頭がよくて狡猾な部下（官僚）を操作できるわけがないのです。その結果できたのは官僚がしてほしかった増税だけ。いいように使われたわけです。他の政党も、自分が政権を担っている時に国民受けの悪い増税はしたくないから、いまのうちにやってもらえればラッキーだと考えていたからその時だけ迎合したのでしょう。野田さんは財務省のいいなりですから、個人的には達成感はあるのでしょう。
そういうことを考えれば、第3極とかいわれている維新の会とかその他大勢が政権をとっても同じ轍をふむだけでしょう。橋元さんや石原さんが総理大臣になって辣腕をふるおうとしても、いま彼らのところに集まっているのはとりあえず選挙に勝ってバッジを手に入れたい人たちがほとんどでしょう。すでに橋元さんと考え方の相違があってくすぶっているとのうわさがあります。バッジさえ手に入れば、あとは自分の主張を前に出して、相容れなければ離党だ新党だ、ってなります、こういう人たちは。あるいは政治家としてはずぶの素人である政治塾の人たち。官僚を操作できるわけがない。いくら橋元さんや石原さんがまくし立てても人間一人でやれることには限界があります。北朝鮮や中国みたいに本当の独裁ならともかく、おそらく民主党と同じ道をたどるのではないかと思います。色々なゴシップやスキャンダルが出て、そのうち橋元さんも石原さんもやーめたってなげだしそうなキャラですから、どうなんだろうっておもいます。それよりも今の維新の政策は、弱者を切り捨てて、生き残れた、あるいは生き残れるものを、より強くして国力をつければいいという、先の小泉純一郎と同じ考え方です。何でも民営化、市場競争にさらせば活性化してよくなる。活性化できた人たちはいいでしょう。でも活性化できなかった人たち、弱い者は捨てられるのです。変われなければ抹殺されるのです。格差は拡がります。日本にもスラム街ができるかもしれません。いったい世論調査で回答している人たちのどのくらいの人が、そういうことを理解して維新の会を推しているのでしょう。
　そういう意味では民主党、3年間はいやというほどたたかれたでしょうから、これからはその経験がものを言ってくるかもしれません。自民党だってそれがあるから半世紀も政権運営をできたわけです。でも民主党は離党者続出で、その経験も水泡に帰してしまいそうです。
　自民党にもどれば景気はよくなるのでしょうか。でも今の不景気は自民党時代から続くものです。老人が幅を利かせている状態では良くなるとは思えません。そこが硬直しているから政権をとられたわけです。老人は助言と、官僚の抑え役だけしてあとは若いものに任すという風潮になれば一番よさそうに思うのですが。
　まあでも、どこの党が政権をとるかなんてどうでもいいと思います。もう、党のなす意味はなくなっているような気がします。これだけ党が乱立して、各々が好き勝手なことをいっていがみ合っていては、日本は前に進めず、官僚にすき放題にされて、アメリカや中国、韓国になめられて没落していくでしょう。どこが政権をとってもいいですが、もっと遠い先をみて、世界に先駆けて何かできる、そして平和的になめられない国を作ってもらうことを願うのみです。
　これから自分の選挙区の候補者がでたら、党ではなく、その人がどういう志をもっているのかをよくみて一票を投じたいと思います。だって党なんてどんどん増えたり減ったりするし、投票した人がどこの党に移るのかもわからないわけですから。私にできるのはそれしかないなあと思います。
　でもそう考えると、比例代表って困ります。党を選ばないといけませんもんねー。やめたらいいのに。前から思っているのですが、選挙区で落ちて、比例区で復活当選とか納得がいきません。